4種類の起こし方

素起こし

発言どおり一語一句ありのまま書き起こします。
「えー」、「あのー」、「そのー」、「うーん」などの文脈上意味を持たない不要な言葉(ケバ)も残します。

用途裁判記録などの訴訟関係

ケバ取りA

相づちと明らかなケバのみを削除。

多少読みにくい文章ですが、ある程度文意が通じればよいという場合に向いています。

用途下地原稿など

ケバ取りB(推奨)

最も標準的なテープ起こし原稿。不要な言葉や繰り返し多用される副詞、口癖、明らかな言い間違いなどは取り除きます。「て、に、を、は」などの助詞の修正や補完も最小限行います。

用途会議録、議会議事録

修文(整文)

話し言葉を書き言葉に修正し、文体を統一。倒置、副詞の位置など明らかな文法的誤りも修正します。最低限の助詞を補い、適度に改行を入れ、短く整理して読みやすい文章に仕上げます。

用途講演会、シンポジウム、インタビュー等

上手な録音方法テープ起こし

テープ起こしで重要なことは、録音された音声データのよしあしです。
文字起こしの正確さ・精度を上げるにはやはり音声データが良質であることが大きなポイントとなります。

  • クリアに録音する方法

    最近では、簡単に高音質で録音できるデジタルデバイスも存在しますが、使い方を間違えると非常に聞きにくい音声になる場合があります。例えば、デバイスをポケットに入れたままでだとと摩擦音入り、重要な会話がその音に消されてしまうことになります。
    クリアに録音したい場合はポケットには入れないほうがよいでしょう。

  • 外部マイクの使用がおすすめ

    ベストな録音方法は外部マイクを使う方法です。ICレコーダーやスマホにもマイクはついていますが、外部マイクを使った方が格段にきれいな音声で録音ができます。
    体育館やホールなど広い会場で録音する場合、スタンドマイクが使われると思いますが、この場合、ライン入力(マイクのアンプとレコーダーを接続してダイレクトに録音)すると、反響音や会場のノイズが入りません。

  • 録音時に注意すること

    外部からのパトカーや救急車のサイレン、工事の音が聞こえたときには、全く音声が聞こえなくなることもあります。会議など、一旦中止してそれらの音が消えてから再開するのがベストです。
    そのほか、外部からの音を遮断するために窓やドアをきちんと閉める、エアコン、プロジェクター、チャイムなどの音が入ってくる場所の近くにはICレコーダーを置かないなど工夫が必要です。

    体育館やホールなど広い会場で録音する場合、スタンドマイクが使われると思いますが、この場合、ライン入力(マイクのアンプとレコーダーを接続してダイレクトに録音)すると、反響音や会場のノイズが入りません。
    大切な録音をする場合、もし可能なら、録音時にICレコーダーを2台使って録音することをおすすめします。

録音方法(まとめ)テープ起こし

1.専用のマイクシステムを使って録音

会議用のマイクシステムやポータブルマイクシステムを使用して出力される音声は高い音声認識gが特徴で、直接録音することにより、クリアな音声を録音することが可能です。

2.ICレコーダーへ外付けマイクを接続して録音

お手持ちのICレコーダーに外付けのマイクを接続し、発言者の口元へ近づけた状態で録音する方法。録音の位置が近ければ比較的精度の高い音声で録音することが可能です。
体育館やホールなど広い会場での録音でスタンドマイクが使われる場合は、ライン入力(マイクのアンプとレコーダーを接続してダイレクトに録音)すると反響音や会場のノイズが入りにくい。

3.外付けマイクがない場合、マイク内臓のICレコーダーで録音

一番手軽に録音できる方法ですが、周りの雑音の影響を大きく受けてしまうので、音声をクリアに録音することは困難な上、音声認識も低くなってしまいます。大切な録音をする場合は、録音時にICレコーダーを2台使って録音することをおすすめします。

ページトップへ